どんなに良い会社でも高過ぎれば、値上がりしない
株価が数倍以上になる銘柄には
条件があります。
どんなに成長性が高い企業であっても
既に高く評価されていて
現時点の株価が充分に高くなっていたら
それ以上の値上がりは期待できません。
つまり、当たり前ですが
まだ株価が騰がる前のタイミングで株を購入しないと
値上がりはしません。
私は数値的には以下の2点で判断しています。
①現在のPER
②利益額(成長性)
イメージとしては
利益額が2~3倍になることで
PERも以前より倍率が2~3倍の評価になって
2×2~3×3の4倍~9倍になる
という感じです。
PERが数倍になるとは
株価の指標の1つに
PER(ピーイーアール:株価収益率)があります。
株価が割安か割高かを判断するための指標。株価収益率(Price Earnings Ratio)のこと。利益から見た「株価の割安性」。株価が「1株当たりの当期純利益(単に1株当たり利益、1株益ともいう)」の何倍になっているかを示す指標。
PERの一般的な傾向としては、企業の今後の成長期待が高いほど、さらなる株価上昇を期待して株価が高くても買う投資家が出てくるため、PERは高くなります。また、業種によってPERが高い業種と低い業種があります。
PERは日本の場合
一般的には10~15倍となることが多いようです。
ただし、上記にあるように
成長性の高い企業は20~30倍になったり
ネット系などの超高成長を期待される会社では50倍以上
となることもあります。
逆にPERが100倍を超えるような場合は
株価の上昇余地はほとんどないと
(個人的には)思っています。
ここで重要なのは
成長期待が上がることで
PERも向上することがあるという事です。
つまり、普通の企業と思われていたPER10倍の企業が
成長性が高いと評価し直されることでPERが20倍や30倍に
なることがあるという事です。
企業の成長と期待値の成長の2重の成長が必要
株価が数倍になる企業は高成長の企業です。
高成長とは純利益の成長と言えます。
ただし、市場(参加者)も馬鹿ではないので
毎年、純利益が数10%も増えるような成長企業では
PERが30倍とか既に高い株価となっていることが多いです。
成長企業を見つけた時に
自分が想定している成長率(≒PER)と比べて
市場が期待(評価)している成長率(≒PER)が
低くなっていることが重要です。
その場合、
企業の成長を表す
利益の成長(またはその母数となる売上の成長)と
成長への期待値を表す
PERの倍率の伸び
の両方が数倍になることで
株価が10倍になったりする訳です。
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例)
ある精密機械メーカーが3年で
利益:10億→25億
これにより、市場が高成長企業と評価し直すことで
PER:10倍→40倍
その結果、
利益2.5倍×PER4倍=10倍
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3年程度で株価が5倍~10倍以上となるような銘柄では
企業自体の成長と市場の評価の変更
この2つの要素がそれぞれ数倍となることが必要となります。
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