昨年の春、実に15年振りに株の空売りをしました。
銘柄は『コナカ』でした。
別件でコナカの業績を調べることがあり、
現在の株価が高いと感じたからでした。
(自分の予測に自信があって
儲けたいという欲に流されてしまいました。)
私の予測では業績の悪さがはっきりして
数カ月以内に2~3割以上株価が下がると
思っておりました。
結果、ほとんど株価の値が変わらず
6か月後の秋に返済して
手数料分だけ損した形となりました。
※空売りとは
手持ちの株式を売ることを「現物の売り」というのに対して、手元に持っていない株式を、信用取引などを利用して「借りて売る」ことを指します。株価が高く、これから下がることが予想されるときに空売りをして、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得るものです。
空売りは、証券会社から株式を借りて売り建て、決済期日までに買い戻して株式を返却し、その差額で利益を狙う取引です。
現物取引では、株価が下落する局面に遭遇した場合、投資行為自体を見送るか、株価が下げ止まるのを待つことしかできませんが、信用取引の空売りを活用すれば、逆風の投資環境下においても、利益を得ることが可能となります。
例えば、株価1,000円で1,000株空売りして、800円に値下がりしたときに1,000株を買い戻すと、空売りした売買代金100万円の中から買い戻しの売買代金80万円を支払うことで、差額20万円が手元に残ります。これが空売り・買い戻しによる利益です。
空売りのリスク
今回の私の場合は少しのマイナスで済みましたが
予想が外れて、株価が上がってしまった場合は
数百万円の損失が出る可能性がありました。
また、半年という買い戻しの返済期限があるので
読みが外れた時に
(単に時期・タイミングが外れただけであれば)
「待つ」と言う選択肢がないという
不自由さがあります。
(※制度信用取引での空売りは6カ月の期限がありますが
証券会社ごとの一般取引では期限がないものもあります。)
つまり
空売りの場合
①借りている(実質借金)ので、期日までに返さないといけない
場合によっては強制的に返却を迫られる
②損失額の最大値が不明確で担保を取られる
③余計な手数料がかかる
というリスクがあると私は思っています。
つまり、
失敗した時の損失が無限大に広がる可能性があり、
かつ、都合の悪いタイミングで強制終了させられる
と言う訳です。
株式で身を持ち崩した人のほとんどが
空売り等の信用取引が原因です。
戦前や昭和の株式王と呼ばれていた人たちが
没落したのも空売りがきっかけでした。
現物取引の場合は
どんなに損失を出しても投資した額までしか損しません。
最悪でも0円になるだけです。
また、生活資金を残して余裕資金で投資していれば
利益が出るまで何年でも待ち続けることが出来ます。
私たち素人は現物取引に限定して投資するのが
リスク管理上重要だと言えます。
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